子どもを育てる魔法の言葉 「どんな気持ちだった?」

教育コラム

こんにちは!KEA at home 事務局です。

この度、国際都市神戸でInternational Preschool として実績のある、Kobe English Academyを母体として、KEAのオンラインスクール”KEA at home”をスタートすることに致しました。場所や時間に制限されることなく、子ども達が学べる環境を提供することを目的に、日本各地だけではなく、アジア、世界の中で、第二言語として英語を学ぶ子ども達がクラスメイトとなるようなスクールを目指しています。
KEA at homeのコラムでは、子ども達が伸びる声かけや、子育てに役立つ情報などをご紹介していきます。

 

KEA at home 第8回コラムも、引き続き子育てコーチングをご専門とする、
江藤真規先生のコラムをご紹介します。

子どもを育てる魔法の言葉「どんな気持ちだった?」

子育てで大切なことは、子どもの気持ちを尊重することです。

 

例えば、親の目からすれば、意味のない、どうでもよいことであっても、

子どもには、何かしらの意味があっての行動です。

 

親が一方的に決めつけてしまうのではなく、

子どもの気持ちを尊重することはとても重要です。

具体的には、子どもの意見や考え、その時の気持ちを聞くということです。

 

「どんな気持ちだった?」

 

「どんな気持ちだった?」と、

感情レベルまで掘り下げて聞いてみると

子ども自身も、自分の気持ちの整理ができるようになります。

そして、次なる行動も変わってくるはずです。

 

例えば、通い始めた英語教室で、

みんなのレベルについていけずに、

自信を失ってしまっていたとしましょう。

親:「みんなが上手で凹んでしまったのね。それもよく分かる。

それで、みんなのことを見ていて、どんな気持ちになったの?」

子:「不安になった」「悲しくなった」…

 

ここで、子どもに自分の気持ちを吐露させることがとても重要です。

 

自分の気持ちを吐き出すことで、

親と同じ景色を見ることができるようになります。

 

親:「そうか、心配になってしまったんだ、そりゃそうだよね、

みんなはもう慣れているものね」。

 

自分の気持ちの吐露の後に、

 

吐き出した気持ちを受け入れてもらえれば、

心が楽になります。

わかってもらえた、という感覚が高まります。

 

親:「じゃあ、不安な気持ちはどうしたらなくなるか、

一緒に考えてみようか?」

子:「宿題をきちんとやっていく」

「予習を少ししていけばなくなる」

 

たとえ、小さな子どもでも、

自分がどうすればよいかを考えることができるものです。

そして、自分で考えるという行為が

子どもの主体性を育てます。

 

良かった、嬉しかった出来事に対しても、

「子どもの気持ち」を聞いてあげましょう。

 

例えば、子どもがお教室から、明るい笑顔でかえってきたとき、

親:「なんかいい表情しているね、今どんな気持ちなの?」

子:「先生にほめられて嬉しかった」「楽しかった」

親:「嬉しいね。お母さんも嬉しくなってきた!」

 

「よく出来た、あなたは偉い」という評価ではなく、

子どもの気持ちに共感し、一緒に喜ぶことで、

嬉しさは倍増するはずです。

 

毎日子どもは様々な経験をしていますが、

その時の気持ちを言語化することで

良かったことも、悔しかったことも、

今後につながる成功体験となるのだと感じます。

記事執筆 
KEAプログラムコーディネーター
江藤真規

https://saita-coordination.com/

株式会社サイタコーディネーション代表取締役
(サイタコーチングスクール主宰)
博士(教育学)
アカデミックコーチング学会理事

公益財団法人民際センター評議員
一般財団法人教育振興財団理事

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