こんにちは!KEA at home 事務局です。
KEA at homeのコラムでは、子ども達が伸びる声かけや、子育てに役立つ情報などをご紹介していきます。
KEA at home 第13回コラムも、引き続き子育てコーチングをご専門とする、
江藤真規先生のコラムをご紹介します。
社会が大きく変わり、 人々のライフスタイルも多様になった今、 幼児期の子どもにとっての 「学びの環境」の選択肢は圧倒的に増えているように感じます。
育休明けの保育園選びにも大いに悩まれたことと思いますが、
来年から年少さん…
このまま保育園でいくか、
幼稚園にするか、
時代の流れを鑑み「英語教育」にするか…、
判断軸が複数存在する中、
正しい情報を得ることと、思考の整理をすることは重要です。
実際に園を訪問し、お話を伺うのが一番なのでしょうが、
有給もそれほど取れないし…。
英語教育といっても、HPを見ているだけでは
今ひとつ実態がつかめないし…。
こんな課題を抱えていらっしゃる皆さんに
私たち、Kobe English Academy(KEA)で
行っている教育に基づき、
幼児教育の新しい形でもある「バイリンガルスクール」について
ご紹介させていただきます。
バイリンガルスクールって何?
幼児期の英語教育はかなり広まりました。
子どものおもちゃにしても絵本にしても、
今や英語音声付きは当たり前。
地域の認可保育園に通っていても
週に1度はネイティブの先生と楽しく手遊び。。。
こんな光景も当たり前となりました。
その重要性が一般的に認識されると共に、
一気に広がったのが幼児期の英語教育の市場でしょう。
しかし、同時にこんな声も聞こえてきます。
英語で歌を歌う、手遊びができるって、
何か将来の役にたつの?
これで話せるようになるとは、到底思えない!!
「どっぷりと英語環境に身を置く」という選択肢も身近になった今、
英語に触れることが、
返って「不足」を感じてしまう原因になってしまったり…
こんなこともあるようです。
それでも、いわゆる在日の海外子女が通う
インターナショナルスクール(すべて英語で展開)に通わせるには
やはりあらゆる観点で難しさがある…。
そんなご家庭にマッチした形で
近年増えて来ているのが
いわゆるバイリンガルスクールです。
バイリンガルスクールとは
母語が日本語であるご家庭を対象とした
スクール内では英語使用を基本としたスクールのこと
を言います。
両親日本人、英語がそれほど得意ではない、
それでも、幼児期には、どっぷり英語環境に身を置かせたい、
こんな願いがあるご家庭にはピッタリの環境といえるでしょう。
家では日本語、スクールでは英語は成り立つのか?
小学校が始まるまでに、英語の土台をつくりたい!
このように願うご家庭は多いでしょう。
しかし、小学校に入った時のことを考えると、
母語である日本語も、しっかりと育てていきたい。
欲張りのようにも感じられるかもしれませがん、
「両方やらせたい」
これが、今どきの子育ての傾向かと思います。
しかし、本当にそんなことができるのでしょうか。
バイリンガルスクールには
それが叶えられる環境が整っています。
KEAでは、ほとんどのご家庭が
おうちでは日本語で過ごされています。
しかし、KEAのドアを開けば
自然に”Good morning!”という脳に変化。
子どもたちはスクール内では英語を使っています。
なぜ、そんなことができるのか。
それは、
英語脳に瞬時に置き換えられる「環境」
があるからです。
子どもたちは、本当に自然に、、、
注意をされるまでもなく
英語を話すようになるのです。
スクールだから作れる「環境」とは
子どもは環境で育ちます。
そして、その環境には
・人的環境
・物的環境
・空間的環境
の3つがあると言われています。
子どもは環境に合わせて自分を表現していきます。
「ここは英語を使う環境なんだ」と無意識レベルで理解をすれば、
英語を話すようになるのです。
もちろん、最初は「英語らしき言葉」からのスタートですが、
KEAに入って間もない生徒さんでも
ネイティブの講師には
日本語ではない言語、ジェスチャー等で一生懸命伝えようとしています。
子どもってすごいですね。。。
それは、スクールには
・自分とは異なる言語を使っている先生がいるという【人的環境】
(日本人スタッフも、もちろん英語を話しています)
・すべての掲示物等が英語で書かれている【物的環境】
(おもちゃも家にある日本のおもちゃとは異なります)
・先生同士も英語、子ども同士も英語という楽しい雰囲気である【空間的環境】
(子ども一人ひとりが尊重される環境も整っています)
このような3つの環境が整っているからなのです。
だから、子どもはごく自然に、
環境に合わせて自分を表現するようになる…
つまり、英語を話すようになっていくのです。
スクールならではの環境といえるでしょう。
まずは見てみる
とはいえ、バイリンガルスクールにも
主軸が日本語に置かれているスクール、
主軸が英語のスクール、
英語+αで多様な教育を展開しているスクール等、
様々な形があるはずです。
幼稚園選びで最も重要なのは
ご家庭の教育方針とマッチしているということ。
家庭と幼稚園の関係性は双方向、連続性が伴っていなければなりません。
まずは、ご自分の目で見て、
うちの子にあっているかどうか、
ご家庭の教育観と合っているかどうかを
しっかり見極めて頂きたいと思います。
記事執筆
KEAプログラムコーディネーター
江藤真規
https://saita-coordination.com/
株式会社サイタコーディネーション代表取締役
(サイタコーチングスクール主宰)
博士(教育学)
アカデミックコーチング学会理事
公益財団法人民際センター評議員
一般財団法人教育振興財団理事
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