こんにちは!KEA at home 事務局です。
KEA at homeのコラムでは、子ども達が伸びる声かけや、子育てに役立つ情報などをご紹介していきます。
さて、今回は、教育コラム「幼児期の学び」と「小学生の学び」の違い」です。
KEAのペアレンティング講座でお世話になっている江藤真規先生のコラムです。
こちらのブログは、KEA でご紹介したものになります。
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子どもを育てる魔法の言葉 「お母さんに何をして欲しい?」
子どもが駄々をこねたり、感情のコントロールができなくなって大泣きをしたり、子育てはなかなか思うようにはいきません。
そんな時、一刻も早く機嫌をなおしてもらいたいと、なだめたり、子どもの気持ちが変わるような工夫をしたり、たまにはこちらが折れてみたり…と、皆さんはあの手この手で対応していらっしゃることと思います。
それでも、どうにも子どもの機嫌が戻ってこない時は、親も人間。
怒りをぶつけてしまうこともあるでしょうし、「しばし放っておこう」と距離をとることだってありますよね。
こういった場面での対応は、本当に厄介です。
それでも、子どもが混乱を起こして泣き止まない時…皆さんだったらどうしますか?
何をやってもうまくいかない時には、「子どもに聞いてみる」のは、どうでしょう。
「お母さんに何をして欲しい?」
子どもが混乱している状況を受け入れ、
「困っちゃったよね」
「悲しい気分になっちゃったのよね」
と、子どもの気持ちをまずは代弁してあげましょう。
もちろん、親も困りはててしまいますが、子どもも好きで泣いているわけではないのです。
感情のコントロールができないほど混乱している子どもは、親よりもっと困っているのかもしれません。
「泣くな」ともちかけるのでもなく、「泣かないようにさせる」のでもなく、困っている子どもを受け入れ、「何かお母さんに手伝えることはないか」と聞いてみてはどうでしょう。
「お母さんはどうしたらいいかな?」
「お母さんに何かできることあるかな?」
子どもには「自分で解決できる力がある」と信じて、「お母さんにはどうしてもらいたいのか」子どもの意見を聞いてみましょう。
「子どもの意見を聞く」は、子どもに寄り添うということ、子どもを信じるということです。
もちろん、子どもはすぐに泣き止んだり、的確な答えを言ったりしないかもしれませんが、それでも、「お母さんは自分の味方でいてくれている」という気持ちだけは、きっと伝わることでしょう。
そして、自分が誰かから大切にされていることに気づけば、子どもの気持ちは、徐々に落ち着いてくることと思います。
子どもには育つ力があります。子どもには自分で解決する力が備わっています。
記事執筆
KEAプログラムコーディネーター
江藤真規
https://saita-coordination.com/株式会社サイタコーディネーション代表取締役
(サイタコーチングスクール主宰)
博士(教育学)
アカデミックコーチング学会理事
公益財団法人民際センター評議員
一般財団法人教育振興財団理事
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